2014年 05月 20日
宇宙を目指して海を渡る |
以前東洋経済で小野雅裕さんという方が「宇宙を目指して海を渡る」というタイトルで連載をされていて、読みながら涙してしまったことがあります。
開成中学→開成高校→東大→マサチューセツ工科大学院→慶応義塾大学助教授→NASAジェット研究所職員 というわたしには全く別世界の超がつく理系エリートの小野さん。
ここまでの肩書になってくるとなんというかもう一般の庶民とは全然違う次元にいるわけで、そのへんの人とは共感とか、共鳴とかそういうことが難しくなってくるような人だし、もしかしたらこの連載もチンプンカンプンかも、と思いながら読み始めたにも関わらず、途中から読みながら感情移入してしまい、不覚にも涙してしまうというとっても不思議な経験をしました。
失礼だと承知で言えば、東洋経済オンラインなんかに感動するようなコンテンツのものが掲載されているという前提もなかったです。 そういう裏切りも後押ししたのかもしれません。
彼のすごいところを語りだすと、きっと何時間でも話せますが、一番すごいところは「どんな優秀な経歴を持とうとも謙虚で素直でまっすぐで、人を惹きつけるまでの優しい心を持っている」ところです。
これまで高学歴の人をたくさん見てきましたが、時として学歴が高ければ高いほどプライドが高く、自分の弱みは絶対にみせないぞ、という傾向が強いのでは、と以前勝手に自分の中での統計学理論を立てていたことがあります。
でも完全に裏切られました。小野さんは、自分の挫折を素直に公表して、挫折から学んだことを教え、読者に希望を与えてくれるのです。 そして挫折を通して、優しさを覚え、克服することで自信を得たということを伝えているのですが、克服する過程も実にひたむきで、読みながら応援したくなるし、何か結果につながった時は、こっちまでうれしくなるような、そんな素晴らしい心持の方であり、素晴らしい文才をお持ちの方なのです。
最近、連載が書籍化されたので、ぜひぜひ読んでみてください!
→宇宙を目指して海を渡る [ 小野雅裕 ]
わたしは何かがうまくいかなくなった時や何かに躓いた時に彼の文章を読むことがあります。
彼が一貫して「夢を持て」と言っていらっしゃいますが、残念なことに私には夢がありません。
恵まれすぎているこの環境で、欲しいもので手にいられないものなど皆無に近く、全てが満たされいてるかのような今の人生ですが、だけどもし最期にこの人生を振り返った時、わたしは何を成し遂げたと思え、意味のある人生を送ったと思えるのだろうか、と疑問に思った瞬間、1度きりのこの人生は、本当に豊かなものなのか、と疑問に思うようになりました。
一度きりの人生、他人の価値観にとらわれることなく、もっと自分が本当に意味のある人生を送るためにどうしなければいけないのか、しばらくゆっくり考えてみる良いきっかけになったと思います。
開成中学→開成高校→東大→マサチューセツ工科大学院→慶応義塾大学助教授→NASAジェット研究所職員 というわたしには全く別世界の超がつく理系エリートの小野さん。
ここまでの肩書になってくるとなんというかもう一般の庶民とは全然違う次元にいるわけで、そのへんの人とは共感とか、共鳴とかそういうことが難しくなってくるような人だし、もしかしたらこの連載もチンプンカンプンかも、と思いながら読み始めたにも関わらず、途中から読みながら感情移入してしまい、不覚にも涙してしまうというとっても不思議な経験をしました。
失礼だと承知で言えば、東洋経済オンラインなんかに感動するようなコンテンツのものが掲載されているという前提もなかったです。 そういう裏切りも後押ししたのかもしれません。
彼のすごいところを語りだすと、きっと何時間でも話せますが、一番すごいところは「どんな優秀な経歴を持とうとも謙虚で素直でまっすぐで、人を惹きつけるまでの優しい心を持っている」ところです。
これまで高学歴の人をたくさん見てきましたが、時として学歴が高ければ高いほどプライドが高く、自分の弱みは絶対にみせないぞ、という傾向が強いのでは、と以前勝手に自分の中での統計学理論を立てていたことがあります。
でも完全に裏切られました。小野さんは、自分の挫折を素直に公表して、挫折から学んだことを教え、読者に希望を与えてくれるのです。 そして挫折を通して、優しさを覚え、克服することで自信を得たということを伝えているのですが、克服する過程も実にひたむきで、読みながら応援したくなるし、何か結果につながった時は、こっちまでうれしくなるような、そんな素晴らしい心持の方であり、素晴らしい文才をお持ちの方なのです。
最近、連載が書籍化されたので、ぜひぜひ読んでみてください!
→宇宙を目指して海を渡る [ 小野雅裕 ]
わたしは何かがうまくいかなくなった時や何かに躓いた時に彼の文章を読むことがあります。
彼が一貫して「夢を持て」と言っていらっしゃいますが、残念なことに私には夢がありません。
恵まれすぎているこの環境で、欲しいもので手にいられないものなど皆無に近く、全てが満たされいてるかのような今の人生ですが、だけどもし最期にこの人生を振り返った時、わたしは何を成し遂げたと思え、意味のある人生を送ったと思えるのだろうか、と疑問に思った瞬間、1度きりのこの人生は、本当に豊かなものなのか、と疑問に思うようになりました。
一度きりの人生、他人の価値観にとらわれることなく、もっと自分が本当に意味のある人生を送るためにどうしなければいけないのか、しばらくゆっくり考えてみる良いきっかけになったと思います。
by seikotks
| 2014-05-20 00:35